※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【スカッとする話】貧乏人と見下し俺を振った元カノ→十年後に再会すると…【第9話】

前回の内容はこちら▼

【スカッとする話】貧乏人と見下し俺を振った元カノ→十年後に再会すると…【第8話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 家族を見放せない俺と、 自分にとっての当たり前な 環境を求めるルリとは、 距離ができ始めていた。 そして、卒業を間近に 控えたある日。 デートの打ち合わせ中に、 ルリが不...

1話から読みたい方はこちら▼

【スカッとする話】貧乏人と見下し俺を振った元カノ→十年後に再会すると…【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 ルリ「無理、もう無理。別れて」 スカ太郎「何が無理なんだ? 悪いところがあれば 言ってくれ、直すから」 ルリ「あんたには直せないわよ。 家が貧乏なんて、 どうやって直すのよ。 バイト学生のくせして」 大学...

本編

はぁぁと大きくため息をつき、

俺をまじまじ見てから

 

ルリ「無理、もう無理。別れて」

 

吐き捨てるように

言ったのだった。

実は、俺にも別れを

切り出された理由は、

分かっていた。

彼女には、俺がどうしようも

ない甲斐性無しに

見えていたのだろう。

分かっていたし、

俺もルリが希望するような

付き合いは難しいと

察していたので、何も言わずに

身を引けばよかった。

それを、ついつい

すがってしまった。

初カノだったもので、思わず。

その結果、貧乏人とさげすまれ、

未だにフラッシュバック

するような最低の別れを

経験する羽目になったのだ。

 

もう朝食の気分じゃなくなり、

俺はコーヒーだけ飲んで

いつものカフェから出た。

ちょうどスマホに

誰かから着信があった。

電話に出てみると、

大学の同期だった。

 

同期「おまえ、

ライン見てないのか?」

 

スカ太郎「え?」

 

同期「見てないな、その

様子じゃ。来月の第二土曜日、

同窓会があるんだよ。

出欠とってたんだけど、

おまえだけ返信無いから」