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【第16話】一人暮らしで毎月3万円以上の電気代請求が!→隣人に盗電されていたので…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 叔父にきっぱり言われ、 マツオは言葉に詰まった。 しかも、最初にあいつが騒いだ せいで、住民が集まり始めていた。 ご近所さんたちに見守られながら、 俺に制圧され、叔父に説教される と...
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本編
取引客「おい、アロワナは
儲かるって話はどうなったんだ!?
ていうか、おまえに
前渡しした金を返せ!
詐欺で訴えるぞ!」
警察から帰してもらえたはいいが、
マツオは彼らの相手を
しなければならず、
しまいには土下座して謝っていた。
もっとも、客達はそんな
安っぽいパフォーマンスでは
許さないと息巻いていたがな。
裁判を覚悟しておけ、と
誰かが怒鳴っていたのを思い出す。
スカオ「あいつがエアコンに
慣れたかって聞いてきたのは、
電気代の爆上がりに気づいたかを
確認するためだったんだな」
叔父「そうらしい。
スカオがまだエアコン初心者なら、
電気代が上がっても、こんなもん
だって丸め込むつもりだったようだ
私が住んでいたときは、
家内もいて、手が出せなかったん
だろうが、扇風機を持った
スカオが引っ越してきたから、
盗電してもばれないと思った。
警察ではそう説明したと聞いた」
スカオ「バカにしやがって」
改めて頭にきたが、最後は俺の手で
制圧できたから、まぁいいとする。
マツオはすっかり大人しくなったし、
近所の目も厳しいから、
もはや盗電できる状態ではない。
もっとも、ブリーダーとしての
信用も失ったから、
今更やり直しなんかできないだろう。
熱帯魚のためにわざわざ
中古の一軒家を買ったというのだが、
もはや何の意味もない。
俺は、改めて叔父から留守番を
頼まれ、快諾した。
変な男さえいなければ、
ここは住み心地がいい街だ。
節電を心がけて、しばらくは
楽しく生活させてもらうとしよう。
おわり