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【第4話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友

前回の話はこちら▼

【第3話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
前回の話はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 チセコ「やだ〜!これはさっき ミオちゃんが食べたやつでしょ〜? こっちにやらないでよ〜! 私が食べたみたいじゃ〜ん!」 これでハッキリした。やはり、 チセコはわざとミオの方...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
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本編

チセコ「アンタ誰よ!

関係ないおばさんは入って来ないで!

引っ込んでてよ!」

 

ご近所さん「関係ないからこそ、私は

本当に見た事を言っているんです!

あなた、子供さんの前でこんな事

して、恥ずかしくないの?!」

 

チセコ「恥ずかしいも何も、

食べてないものは食べてないのよ!」

 

私はその時、チセコが押し付けようと

している空き皿の上に、甘エビの

尻尾が残っている事に気が付いた。

 

アスカ「あっ、エビの尻尾!

ミオは甲殻アレルギーなので、

私は絶対に食べさせません!!

これは間違いなく、チセコさんが

食べたものです!!ホラ!!」

 

そう言いながら、私はエビの尻尾を

箸でつまみ上げ、チセコに

見せようと差し出した。

が!勢い余ってエビの尻尾は

箸から滑って、まっすぐ

チセコの方へ飛んで行き……

ピタン!

なんと…チセコのほっぺたに

貼り付いてしまったのだった!!!

 

(あ…………)

 

私もチセコも、ご近所さんも、

騒ぎを見守っていた周囲のお客さん

も、全員が固まり、時が止まった…

 

店員さんが「あの〜…

防犯カメラありますから…

確認しましょうか…?」

 

とおずおずと言い出した事で、

再び時間が動き出した。

 

(ちょっと〜!そんなの有るなら

早く言ってよ〜!)

 

アスカ「はい!お手数ですけど、

お願いします!」

 

店員さん「分かりました。

じゃあ……」

 

チセコ「ちょ!!ちょっと待ってよ!

そんなのいちいち見なくていいわよ!

そんな時間ないから!!もう…

今日のところは私が払うから!!」

 

周囲から(あ。コイツやっとんな…)

という冷たい視線と

呆れ笑いがチセコに降り注ぐ中、

チセコ「何よこんな店!!

もう二度と来てやんないわよ!!!」

そう言って店員さんから伝票を

引ったくると…