※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第5話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…

前回の内容はこちら▼

【第4話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 アヤの後ろから、「もういいよ〜。 お母さん、帰ろうよ〜」という、 ライトくんの声が聞こえてきた。 ライトくんはアヤの腕を引っ張り、 数歩後ろに下がらせると、イン...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…
こちらもおすすめ 本編 私はアスカ。28歳独身。 商社に勤める、ごく普通の会社員だ。 最近、実家から通える支店に 転勤になったため、久しぶりに 実家に戻って帰って来た。 姉が1人居るのだが、結婚して 地方で暮らしてしてお...

本編

アヤ「これで済むと

思うんじゃないよ!!!

明日、ウチの旦那を連れて

来るから!!覚えとけよ!!!」

 

という捨て台詞を残し、

やっと帰って行ったのだった…

 

翌日……

私達家族は、降って湧いた

面倒事に憂鬱になりながらも、

 

(あのアヤの旦那さんって、

いったいどんな人なんだろう…?)

 

という、怖いもの見たさの

ワクワクをチョッピリ感じながら、

アヤ夫婦がやって来るのを待った。

 

ところが2人はなかなか

姿を見せない…

 

(もしかして…旦那さんは

意外と常識人で、アヤさんを

諭してくれたとか…?)

 

などと、楽天的な予想が頭を

もたげてきた頃、ようやく

2人がやって来た。

 

父が出て行って軽く挨拶を交わし、

門扉を開けて2人を

玄関先まで招き入れた。

きちんとしたスーツを着こなし、

『ごく真面目な社会人』

という印象の旦那さんを見て、

私と母は少し驚いた。

 

(あれ…!旦那さん、

ヤンキーテイスト・ゼロじゃん!!

なんかちょっと意外……)

 

アヤは私と母を見ながら、

「どうだ!」と言わんばかりに

顎を突き出した。

 

アヤ「これがウチの旦那のマサシ!!

ステキ過ぎてビックリした〜?ww

一流企業に勤める、

超〜エリートなのよ!!!

稼ぎだっていいんだから!!!

羨ましいでしょ〜!!」

 

(『ステキ過ぎ』『一流企業に

勤める、超〜エリート』ってw

そんな風に紹介されたら、

旦那さんだって恥ずかしいよね〜?

……って、

全然恥ずかしがってな〜い!!

むしろ乗っかって

ドヤ顔しちゃってる〜〜!!!

………こりゃ、見た目に反して

似た者夫婦の予感…

どうも困った事になりそうだな……)

 

アスカ「はぁ…で?今日はまた、

どういったご要件で?」

 

アヤ「昨日の話の続きに

決まってるでしょ!!!

Wi-Fiのパスワード、まだ元に

戻してないみたいじゃないの!!!

忘れてたとは言わせないわよ!!!」

 

アスカ「あぁ…また

そのお話ですか……」