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【第8話】置き配が毎回誰かに盗まれる!→ある日、スズメバチが大量に送られてくると…

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【第7話】置き配が毎回誰かに盗まれる!→ある日、スズメバチが大量に送られてくると…
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【第1話】置き配が毎回誰かに盗まれる!→ある日、スズメバチが大量に送られてくると…
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本編

兄「うーん、まぁ手配できない事は

無い。ただ、ちょっとその、

いやはっきり言ってヤバいぞ?

何せおまえのリクエストは」

 

アスカ「わかってる。

でも腹が立つのよ、人が甘い顔を

してたら際限なく調子に乗って。

私の予想通りの犯人なら、

多少叱ったところで痛みを感じる

ような可愛げのある

タイプじゃないの。

だったら物理的に痛みを

味わってもらうわ」

 

考えられる安全策はすべて

手を尽くしたうえで、実行する。

その約束をもとに、

私は改めて兄にオーダーした。

見てなさいよ、あいつめ。

 

その1週間後だった。

兄から荷物を送ったとの

連絡が入った。

証拠をつかむための手配はばっちり。

映像ディレクターは伊達じゃない

ってところを見せてやるわ。

状況を想像して、ちょっとにやついて

しまうのを抑え、当日を待った。

 

届け物の通知が来る。

あえて1時間放置して、

私は玄関へ出てみた。

 

アスカ「やっぱりね」

 

予想通り、置き配を頼んだ

荷物は無かった。

持っていかれたのだ。

まぁ、今回はそうなる事を

想定したというか、むしろ

持って行ってもらわないと困る。

どうせ、すぐ「騒ぎ」は

耳に入ってくるだろう。

 

私は証拠をチェックすることにした。

 

アスカ「あらまぁ」

 

最新機材がとらえた衝撃の事実は、

私の想定を斜め上にかっ飛んでいた。