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【第7話】置き配が毎回誰かに盗まれる!→ある日、スズメバチが大量に送られてくると…

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【第6話】置き配が毎回誰かに盗まれる!→ある日、スズメバチが大量に送られてくると…
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【第1話】置き配が毎回誰かに盗まれる!→ある日、スズメバチが大量に送られてくると…
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本編

警察はそのう……荷物の特性的に、

かかわってくると厄介に

なるかもしれないから。

なるべくなら、

自力で解決したいところ。

 

アスカ「オーナー、

また改めて来ます。

送りなおしてもらいますから」

 

アツコ「あらそう?

じゃあよろしくね」

 

オーナーにも挨拶して、

私も店を出た。

コップ一杯のお水で粘ってしまって、

ちょっと申し訳なかったなぁ。

今度はケーキセットでも頼もう。

そんな事を考えながら、家に帰った。

 

庭を見てみると、植え込みの

陰に箱が置いてあった。

どう考えても、宅配業者が

置く場所ではない。

ついでに開封もされている。

もちろん中身はない。

 

アスカ「……証拠がないからなぁ」

 

誰が犯人なのか、うすぼんやりと

頭に浮かぶのだけれど、

追い詰めるにはいろいろ足りない。

これはもう、ちょいと

罠を張るしかないかな。

私はスマホを取り出した。

 

アスカ「あ、兄さん?

さっき言ってた品物なんだけど、

やっぱり置き引きされたっぽい。

箱はあるのよ、というか

犯人が置いて行った感じ。

庭の植え込みに隠してあったわ」

 

兄「中身は?ないよな?」

 

アスカ「うん、やられた。

それでね、ちょっとお願いが

あるんだけど」

 

危険は承知の上、でもね。

こういう手合いは、盛大に痛い目を

見せないとわからないと思う。

絶対に、口で言っても

理解しないだろうから。