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【スカッとする話】彼「お前、重いわ…」→結婚直前で彼氏に捨てられた私は公園で…【第11話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 様々な取引先の担当さんたちが、 笑顔で年始の挨拶回りにやって来る中 何やら揉め事が起きているらしく、 オフィスの入り口付近から 大きな声が聞こえて来た。 私は自分のデスクから、 何事...
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本編
私が入社する以前からの
取引だったはずだし、
カズヤのお父さんは、
うちの社長と仲が良いのだと
聞いたことがあったのだが…。
結婚話も出ていた相手の父親なので、
私も何度かお会いしたことがある。
従業員を大勢抱えているのに、
突然いくつもの取引先が
なくなったら、本当に会社が
潰れてしまうのでは…?
翌日、カズヤは予告通りやって来て、
また大声で騒ぎ始めた。
その日は担当の営業さんだけでなく、
課長も同席して応対していた。
カズヤ「どうして突然、取引終了
なんですか!?一方的過ぎますよ!!
理由を教えて下さいよ!!」
課長「だから、さっきからハッキリ
言っている通りだ。君がいる限り、
うちは取引を再開しない。
これは私個人の判断ではなく、社長、
及び会社としての決定です。」
カズヤ「そんな…。
長年の付き合いもあるのに…!!」
課長「確かに、そちらの社長とは
長年良いお付き合いを
させてもらっていたが、
息子のキミには問題が多すぎる!
仕事も出来ないのに、
態度ばかり大きくて…。
こちらは今までずっと
我慢してきたんだ!
とにかく、君は会社を辞めなさい!
取引再開の話は、その後で、
社長とさせてもらう!」
普段物腰の柔らかい課長が、
いつになく強い口調で、
そう断言した。
カズヤがいる限り取引を
再開しないって…。
一体、何があったのだろう。
他の取引先も同じ事を
言っているのだろうか…?
そんな事になるなんて…
カズヤは一体何をしでかしたの…?