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【第3話】奢ってもらうことを前提で高級寿司を食い散らかす泥ママ
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 マキさんはパチンコ屋で働いている らしいのだが、仕事仲間の若い子達 とは結構仲良くしているそうで、 その子達の真似をしているのか、 それとも無意識に影響を 受けているのか、 とにかく...
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【第1話】奢ってもらうことを前提で高級寿司を食い散らかす泥ママ
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本編
私は昨日思わず2度見した
マキさんの服装を思い出し、
苦笑いしか浮かばなかった。
ママ友「そうそう!若い子と
同じように露出したって、
逆に衰えが目立つだけなのにね!
『あーしって、ママ友の中じゃ、
わりと年上のはずなんだけど…
みんな私より老けてね?ww
もうちょっと美意識高く
持ちなよ!ww』とか言ってたよ!」
若い子向けのギャル服は、
ピチピチした若い子が着るから
可愛いんであって、
30代後半の女性が着ると、
色や形、何より素材感が、
どうしても安っぽく見えてしまう。
別に高級素材を身につけろと
言っているのではなく、
年齢に合った色、デザイン、
素材があるという話だ。
私はマキさんと変に接点が
出来ないよう、園では出来るだけ
注意して、避けながら過ごしていた。
自慢話や服装などのダメ出しの
他にも、親しくなった人に
強引に奢らせたり、
少額だがお金を借りて返さなかったり
といった、金銭に関するトラブルも
耳にしていたからだ。
ところがある日のこと…
前日、夫からとても嬉しいニュースを
聞かされた私は、その事を
カオリさんにだけこっそり
報告しているうちに、
喜びのせいでテンションが上がって
しまい、いつもの注意が疎かに
なってしまっていたのだ…
そのせいで、少し離れた場所から
マキさんが、あの迷惑三点盛り
ママのマキさんが、
じっとこちらの話に聞き耳を
立てている事に、
全く気付かなかったのだ……