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【スカッとする話】ママ友から幹事を任された卒園旅行→当日、娘と私だけ置き去りにされ…【第9話】

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【スカッとする話】ママ友から幹事を任された卒園旅行→当日、娘と私だけ置き去りにされ…【第8話】
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本編

クズヨ「ありがとーねぇ。

あら、ここ!

いいとこじゃないの。

旅番組でも取り上げられた

老舗の旅館よね。ここに

この値段なら文句なしよ。

送迎バスもつくなんて」

 

アスカ「じゃあ、当日に

この待ち合わせ場所で」

 

クズヨ「はいはい。待ってるわ」

 

別れ間際まで、

クズヨはにやついていた。

確かに、頬は緩むだろう。

私が手配した旅館は、

創業100年以上の有名な老舗だ。

仕事関係のツテで、予算は

かなりがんばってもらっている。

ドレミは大はしゃぎだった。

考えてみれば、ボスママの

クズヨは幼稚園生活でいろいろ

イベントを主催していた。

そういったグループ行動に、

私はあまり積極的に

参加しなかったのだ。

両親や義実家が、ドレミの為に

企画してくれていた。

そっちにばかり行っていた。

初めての経験で、

娘が興奮するのも無理はない。

 

指折り数えて、旅行当日を迎え、

私は娘を連れて送迎バスが

来る指定の待合に向かった。

集合時間は午前9時だ。

バスの運行は

2時間おきで3便ある。

私は第2便を指定していた。

クズヨのリクエストだった。

 

しかし、誰も来ない。

それどころか、バスまで来ない。

こんなばかな!?