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【スカッとする話】向かいの家の庭にいたボロボロの子供→家に入れて助けてあげると…【第14話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 自販でジュースを買っていた。 背後でローラの悲鳴があがった。 慌てて振り返ると、そこには、 娘の腕をとって強引に連れ去ろう としている女性の姿があった。 ジュースどころではなく、 私...
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本編
海外をずっと一人旅して、
危険な地域も渡り歩いた
リョウは、ある程度の
護身術を身に着けているのだ。
リコはそんな夫の腕力、
不審者をあしらう技術に
かなうはずもなく、
あっさりねじ伏せられた。
私はすぐに通報し、
まもなく未成年者略取未遂、
要するに誘拐失敗で
リコは連行されていった。
リコ「ローラを返せ!
あいつは金になるのよー!」
わめいていたけれど、
警察は容赦しなかった。
それもそのはず。
かつてネグレクトで通報された
リコは、旦那さんとも別れたうえに、
懲役2年、執行猶予3年の
判決を受けていたのだ。
まだ執行猶予中の身の上で、
こんな騒ぎを起こせば、
逮捕も刑務所送りも免れない。
当然ながら、
今度は実刑になった。
塀の向こうで、ぜひとも
頭を冷やし、反省して欲しい。
私達親子は、無事に
日本を旅だった。
アメリカ永住の許可も得ている。
天才として生まれた
ローラには、広大なアメリカが
ふさわしいだろう。
私達は血のつながり以上に
深い絆を持っている。
前途は洋々だ。
終