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本編

絶望的な思いが湧き上がってきて、

私は思わず目を閉じた。

どうしても店に入る事が出来ず、

逃げるようにその場を後にした…。

 

家の近くのコンビニでプリンを買って

自宅に戻ると、ツバサは真っ暗な

部屋の中、ベッドの中で丸まって

泣いていた。

ツバサの部屋に居た時は、帰ったら

まず鉄拳制裁だ!と息巻いていた

私だったが、お母さんとの電話や、

幻のクリスマスのせいで、

何だかもう、怒る気力も出ないほど

凹んでいた…。

 

スカミ「ただいま…」

 

ツバサ「おかえり…。ごめん…。

本当にごめん…」

 

私はベッドに腰掛けて、泣きながら

謝るツバサの頭をポンポンした。

 

スカミ「プリン買ってきたから

食べよ?」

 

お茶をいれ、ツバサと一緒に

黙ってプリンを食べた。

ツバサは食が進まないようで、

3分の1ほど食べたところで

手が止まってしまった。

 

スカミ「無理して食べなくていいよ。

冷蔵庫に残しておいて、

また後で食べても良いし」

 

ツバサ「うん…。そうする…。

せっかく買って来てくれたのに

ごめんね…」

 

スカミ「そんなの気にしないで!

少しでも食べられたんだから、

良かったじゃん!……じゃあ、

そろそろ整理に取り掛かりますか!」

 

私はわざと明るい声を出して

やる気を絞り出し、泣き止んだ

ツバサと一緒に、持ち帰った

書類の整理を始めた。

最後にポストから出した郵便物と

チラシの選別・開封をツバサに任せ、

私はツバサの部屋で整理し、

まとめてきた金銭関係の書類を、

再び送り元別に並べた。

そこにツバサが開封した

最新の書類を乗せていき、

一つ一つツバサに確認していった。

 

電気代・ガス代・水道代は、

6月あたりから滞納が始まり、

その後支払って復旧させては

また滞納を繰り返し、

最終的には9月あたりで​​全て

止まってしまったとのことだった。