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【スカッとする話】反抗期の娘「お前なんていらない!消えろ!」→翌日、父は帰って来なかった… 【第14話】

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本編

スカ美「は?」

 

医師「やはり、お話は

無かったんですね。事情は

お父様から、伺っていましたが」

 

スカ美「父が緊急搬送って、

どういう事ですか?」

 

男性医師は、神妙な表情だった。

 

師「本来の告知は、病院で

行うべきなのですが、

緊急事態でもありますので。

お父様は、長くて余命半年。

もしかしたら2~3ヶ月かと」

 

スカ美「お、お父さんが!?」

 

医師「残念ながら、お若いために

病気の進行も速くて。

受診された時には、すでに……

手を付けられない状態でした」

 

スカ美「そんな」

 

医師「本日も、出勤する前に

病院へ立ち寄られました。

今後の入院計画などを話し合う

ためだったのですが、

そこで意識を失われて」

 

スカ美「じゃあ、今の父は!?」

 

医師「緊急で入院して

いただきました。

ご連絡を差し上げたのですが、

なかなか繋がらず、

目を覚まされたお父様から、

お話を聞きまして。

コンビニアルバイトと

聞き、それなら直接お会いして、

状況をお伝えするのが

一番確実と考えた次第です」

 

私はまたスマホを確認した。

昨日の電話番号が、また

不在着信として表示されている。

これは病院の

電話番号だったのだ。

話を聞いた私は、

医師と一緒に病院へ向かった。

今日は、私の方が先に家を出た。

父が家を出るのを

見送ってすらいない。

 

こんな形で別れるのは、

さすがに嫌だった。

消えろとか言ってしまった

けれど、本当に目の前から

消えてしまうなんて!

病院へ駆け込んだとき、

看護師がこちらを見て、

急ぎ足で近寄って来た。