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【スカッとする話】反抗期の娘「お前なんていらない!消えろ!」→翌日、父は帰って来なかった… 【第13話】

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本編

翌日はコンビニバイトだ。

学校からバイト先に直行する。

父と顔を合わせる時間は

無かった。

今日はお弁当を持って行けと

言われる事も無く、苛立つ事も

無くて快適だった。

その気分は、コンビニのシフト中

に消し飛んでしまったけれど。

 

お弁当とお茶を買いに来たらしい

50代くらいの男性が、

レジの私をまじまじと見た。

手元のスマホで、何か画面を見て

いる。私と見比べているようだ。

何だろうと思っていたら、

お会計の時にこそっと

紙を手渡された。

驚いてその小さい四角い紙を

見たら、名刺だった。

外科医と印刷してある。

 

スカ美「え? あの?」

 

医師「お父様について、

お話があります」

 

小声で言われ、ぎょっとした。

彼は、私に質問する暇を与えず、

買い物を済ませたら

すぐ店を出て行った。

何が何だか分からない。

シフトが終わり、店を出た。

あの男性が立っていた。

 

医師「お待ちしておりました」

 

スカ美「お医者さん?

父の事って、何ですか」

 

医師「立ち話ではお答え

できません。この近くに

ファミレスがありますので、

詳しくはそちらで」

 

そこは、私のバイト先

なんだけどなあ。でも、

そんな場合でもなさそうなので、

大人しく従った。

ファミレスには知り合い、

いやカナコ先輩もいた。

複雑な気分で、医師だという

男性と向かい合った。

 

スカ美「あのう、父が何か」

 

医師「昨日、病院に

緊急搬送されてきたのは、

ご存知ですか?」