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【スカッとする話】元彼女を奪った上司から奥さんを略奪することを決めた俺【第10話】
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本編
スカ太郎「そうだったんですね」
アヤカ「急にこんなお話を
されて、きっとお嫌なご心境
でしょう。お察し致します。
本当に、余計なお世話
でしょうが、ご将来の事も
おありでしょうから」
スカ太郎「いえ、全然余計な
お世話じゃないですよ。
実は昨日、彼女に
ふられたんです。
その時のやり取りで、
何となく引っかかったというか、
奇妙に思った事がありまして」
俺は、いっそぶちまけてしまえ
と思い、奥さんにメグミとの
会話をざっくり話した。
この時点で、俺はメグミに
ちょっとだけ持っていた未練が、
完全に消滅したと実感していた。
むしろ、奥さんが制裁するなら、
加勢したい気分だったのだ。
スカ太郎「というわけなんです。
昨日、レストランで俺と
別れた時、送ってくれなくて
いい、帰る方法はあるからと。
メグミは確かにそう言って
いました。あれは、課長に
迎えに来てもらうつもりだったんですね」
アヤカ「そのようですね。
実際、昨夜の主人は午前2時まで
帰って来ませんでしたから」
スカ太郎「さらに写真もある、
と。確定ですね。えーと、奥様。
メグミにも慰謝料を
請求されますよね?」
アヤカ「少し迷っています」
俺は気合十分だったが、
肝心の奥さんが、
なぜかメグミへは制裁を
ためらっているようだった。
え?何で?
詳しく話を聞くと
アヤカ「メグミさんは24歳で、
まだ未来がある方です。昨日、
私は主人と口論になりまして、
その時に、メグミさんとの再婚を
考えていると聞きました。
家内の私が言うのも
何ですが、主人は
お勧めできない人格です。
表と裏がありすぎるというか」
課長は、家庭人としては
あり得なかった。
モラハラにギャンブル、
浮気性と、最低三拍子が
揃った男だという。