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本編
交際三年の区切りに
プロポーズしよう、
仕事が多忙でも家庭を持てば、
二人で支え合える。
そう思って求婚してみたら、
なんと鼻で笑われるという
始末だった。
率直に言って、
まだ信じられない。
しかし、デザート用のスプーンを
弄びながら、じっと俺を見ている
メグミの表情からは、
結婚への意欲はかけらも
感じ取れなかった。
メグミ「あのさぁ?
スカ太郎の年収って、
どのくらい?私が考えてる
最低ラインに届いている?」
スカ太郎「ね、年収」
急に収入の話をされ、
俺は戸惑った。
確かに、結婚となれば収入は
無視できない要素ではある。
それは分かるのだが、
何と言えばいいだろう。
メグミの言い方には
メグミ「どうせ無理よね?
だってあんた、平営業マン
じゃないの」
といったニュアンスが
含まれている、少なくとも
俺にはそう思われた。
俺達が作る新しい家庭の、
重要事項について確認する
という、前向きさが
全くなかったのだ。
スカ太郎「今期は、そのう。
メグミも知ってる通り、
一課の全体成績が良いから、
インセンは期待できると思う」
やっとの思いで、
それだけ答えた。