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【第11話】退院後の母が別人になっていた→その後知った最悪の真実に震えが止まらず…
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本編
(まずは写真だ!)
そう思った私は、学校の同級生で、
保育園でも同じクラスだった
トモコを頼ることにした。
スカミ「あのさ…保育園の頃の写真、
見せて欲しいんだけど…」
トモコは唐突な頼みに驚いた様子
だったが、快く承諾してくれて、
家に招いてくれた。
通された部屋で待っていると、
何冊ものアルバムを抱えて
トモコが戻ってきた。
トモコ「このあたりが
保育園の頃の写真だけど…」
スカミ「ありがとう!うわ〜。
沢山有るね!」
トモコ「そう?どこも
こんなもんじゃないの?」
スカミ「そうだよね…ウチにも
以前は有ったはずなんだけど…どこに
しまったか分からないらしくて…」
トモコ「そうなんだ〜…スカミが
写ってる写真も有るはずだから、
好きに見てくれていいよ!」
2人で頭を付き合わせ、
順番にアルバムを見ていった。
懐かしい写真の数々に、笑ったり、
思い出話をしたりしながらも、
私は、どこかに母が写り込んで
いないか、背景の隅々まで確認し、
そして、ついに見つけた。
発表会の後に撮った写真の中…
ウサギの耳を付け、可愛らしく
ポーズをとるトモコの後ろに、
蝶々の羽根を付けた私が立っていて、
その隣に、少し斜めを向いては
いるが、小さく、でもハッキリと、
懐かしい母の姿が…
(そう!!この姿、この顔こそが、
私の記憶の中のお母さんだ!!!
この人こそが、大好きな、本当の、
私のお母さんなんだ!!!)
スカミ「トモコ、この写真の
データって残ってないかな?」
トモコ「え?データ?!
多分残してあるとは思うけど…
探すの大変かも…」
スカミ「悪いけど…
お願い出来ないかな…?」