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【第20話】18歳で出産後、彼氏に捨てられた私→駅で出会ったコワモテの人に赤ちゃんを見せると…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 優しい言葉に、また涙が溢れてきた。 昨日の心細さや絶望が蘇ってきて、 今、この時間・この場所が、 本当に有り難かった。 スカミ「どうもありがとう ございます…お世話になります!」 こ...
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【第1話】18歳で出産後、彼氏に捨てられた私→駅で出会ったコワモテの人に赤ちゃんを見せると…
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本編
ツバサが離乳食を食べるように
なると、次はコワモテの
親分さんが張り切りだして…
コワモテ「ツバサの口に入るんだ。
良い加減なもんは許さねぇ!」
そう言って素材を厳選し、
自ら手作りしては、
食べさせてくれたりもした。
コワモテ「ん〜?どうだ、
おいちいか〜?おいちいのか〜!
ヨチヨチ!コッチも
食べまちょうね〜!」
1人で食べさせている時に、
赤ちゃん言葉で喋りかけていたのは、
見なかった事にしておいた。
そしてユキさんは、総監督(鬼監督)
として、常に全体をチェック
してくれていた…
時には厳しく…
ユキ「また!!お世話する前に、
アルコール消毒だろ!?
汚い手で触るんじゃないよ!!」
そして更に厳しく…
ユキ「こんな所にゴミが
落ちてるじゃないか!!
ツバサが口に入れたら
どうするんだい!!」
おまけに例の、決めゼリフ…
ユキ「ったく、どいつもこいつも!
何度言えば分かるんだい!
この、スットコドッコイどもが!!」
怒られるたびに謝り倒す
土下座三人衆を見ると、私は
申し訳なくなってしまうのだった。
一方ツバサは、ずりばい→ハイハイ
→つかまり立ち→伝い歩きと、
どんどん行動範囲を広げてゆき、
アニキ「わ〜!ツバサが
ティッシュを〜!!」
ヤス「わわ〜!
ツバサが洗濯物を〜!!」
ユウジ「わわわ〜!
ツバサが障子を〜!!」
と、ちょっと目を離した隙に
アレコレやらかしては、土下座三人衆を
てんてこ舞いさせてしまい…