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【第4話】補聴器をイヤホンと間違えた警察「イヤホン外せ!」私「え?してません」→補聴器の説明をしても信じてもらえず…

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【第3話】補聴器をイヤホンと間違えた警察「イヤホン外せ!」私「え?してません」→補聴器の説明をしても信じてもらえず…
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【第1話】補聴器をイヤホンと間違えた警察「イヤホン外せ!」私「え?してません」→補聴器の説明をしても信じてもらえず…
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本編

ごくわずかながら、以前より悪化して

しまったとか、あまり変わらない

とか、そういうケースもある。

そしてそれは、

事前に医師から説明されていた。

 

スカミ「失敗の可能性もあるって、

最初から言われてたじゃない。

私は、運が悪かったみたい」

 

実を言うと、私も泣きたかった。

でも、責任を感じて顔面蒼白になり、

呼吸困難になるほど泣きじゃくる母を

見ていると、泣けなかった。

失敗の原因は不明で、

これは今も変わらない。

 

私は生涯、補聴器とともに

生きるしかないのだと、

この時に覚悟は決まった。

 

その後は大学進学し、学生時代は

友人たちのサポートもあって、

無事に乗り切れた。

学校の配慮もありがたかった。

ただし、それは学生時代の話に

限定される。社会に出ると、

現実の厳しさを思い知る事になった。

 

面接官「あれ?お答えは?」

 

面接に行くまではいいとして、

質問が聞き取れずに答えられない。

あるいは、書類選考で弾かれる。

そんな経験を何度もして、

内定は取れずじまい。

やむなく派遣会社に登録した。

だいたい半年おきに、

派遣契約更新のお知らせがくる。

 

そして、更新されないという

状況にも直面した。

いわゆる派遣切り。

理由は、誰もしっかり

答えてくれない。ほとんどが、

弊社の社内事情によるとか、

経営方針の変更とか。

でも、想像はつく。