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【スカッとする話】夫婦喧嘩中、4歳の息子「ママいらない。ママでてけ!」→私は本当に出て行った【第10話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 私は アスカ「え、お母さん いらないの?」 恐る恐る尋ねた。 息子は涙を流しながら頷いた。 リク「うん。いらない」 もう、息子をまともに見る事は 出来ず、家を飛び出した という次第だ...
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本編
午後8時50分。
義実家に乗り込んだ時間だ。
義父母はテレビを
見ているようだった。
笑い声がする。私は構わず、
リビングのドアをばーんと開き
アスカ「お義母さん!」
お腹の底から声を絞り出した。
義父は驚いて、持っていた
ビール缶を取り落とし、義母は
義母「まぁまぁ、大変。
何なのアスカさん、
お父さんを脅かして。
ビールこぼしちゃったじゃない」
楽天的な声をあげた。
アスカ「ふざけないで!」
というのが、私の心境であり、
実際に声に出した返事だった。
義母はぽかんとした。
義母「な、何なの」
アスカ「何が、何なのですか!
リクに何を吹き込んだんですか!」
義母「は?」
アスカ「は?じゃないっ!」
私は、義母が座っている
ダイニングテーブルの椅子まで
すっ飛んで行った。
胸ぐらをつかみ上げたい
ところだけど、
睨みつけるだけにとどめておく。
アスカ「リクが、ママいらない、
ママ出てけなんて、
私に言ったんですよ!」
義父「ええっ!それは本当か」
アスカ「本当だから、
今ここに飛んで来たんです!」
おろおろしている義父まで、
ついでに怒鳴ってしまった。
義母はとぼけた顔をしている。