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【スカッとする話】ゲーセンでキチママがクレーンゲームの中に潜り込む→抜けなくなってしまった結果…【第14話】

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本編

スタッフ全員が

(どうする?助けてあげる?)

と迷っている感じでした。

指示を仰ごうと上司の方を見ると、

ニヤッ!と笑って肩をすくめました。

 

上司「お客様〜。

どうかなさいましたか〜?」

 

A「どうかじゃないでしょ!!

見れば分かるでしょ!

抜けないのよ!!」

 

上司「あ〜。そもそも

入る場所ではないですからね〜」

 

(上司ったら!(笑)意地悪!(笑)

いいぞもっとやれ!(笑))

 

A「ちょっと!!いいから

早く助けなさいよ!!」

 

上司「あ〜。でもですね〜、

先日、お客様がカナヅチで、

台を叩こうとなさった際にですね〜、

腕を掴んでお止めしたらですね〜、

“痴漢〜”とか“セクハラ〜”とか、

たいそうお怒りになられていた

じゃないですか〜」

 

A「何なの!?それ今、

関係ないでしょ!!いいから

サッサと助けなさいよ!!」

 

上司「でもですね〜、

助けようとして、例えば足を掴んで

引っ張るとですね〜、また

“痴漢〜”と、言われてしまうんじゃ

ないか〜と、心配でしてね〜」

 

A「言わないってば!!

しつこいわねもう!!いいから!!

早く助けなさいよー!!」

 

上司の、渾身の“すっとぼけっぷり”に

何度も吹き出しながら、何も言わずに

聞いていたスタッフ全員が

(ま、これくらいで助けるてやるか!)

といった感じで、笑顔で顔を

見合わせながら、頷き合っています。

今までAからの迷惑行為に

散々耐えてきたクレーンゲーム

チームのリーダーも、笑みを浮かべ、

気が晴れた様子で何度も頷いた後、

みんなを見回して声を上げました。

 

「それじゃあ、やりますか!」

 

もちろん、今までのAの数々の

悪行を許した訳ではありません。

Aも、それからA夫も、A娘も、

きっと反省なんて全然しないでしょうし、

行いを悔い改めるとは思えません。