※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【スカッとする話】理不尽な取り締まりをする悪徳警官【第10話】

前回の内容はこちら▼

【スカッとする話】理不尽な取り締まりをする悪徳警官【第9話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 エノモトが癖強めの警官 だったという事もあって、 下手に拒否されたら、 またしつこくあれこれ 言われるんじゃないかと。 ついつい疑ってしまった。 言いたい事もあるし、この際...

1話から読みたい方はこちら▼

【スカッとする話】理不尽な取り締まりをする悪徳警官【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 私はスカミ。 今、話が通じない警官と 絶賛口論中の24歳独身OLだ。 エノモト「あなたも分からない人 ですね。歩行者妨害だと、 何度言わせるんですか」 私に対して、めっちゃあきれ顔を 作っているこの若い警官...

本編

ノムラ「早速ですけれど、

朝の事で、お話を伺いたいの。

よろしい?」

 

上司「は、はい」

 

上司もカチコチになっている

ようで、こくこくと

何度も速く頷いた。

エノモトは黙って

うつむいている。

 

ノムラ「私ね、毎朝あの近くの

スクールゾーンで、

ボランティアをしていますの。

低学年の児童が道路を渡るときに

補助したり、集団登校してくる

グループを先導したりしています。

今朝も、児童の

グループを迎えに、スクール

ゾーンを歩いていました。

そしたら、こちらの女性が、

そこの男性警官と

揉めていたんですの」

 

上司「エノモトがですか」

 

ノムラ「ええ。ドライバーの

女性は、顔がよく見えなかった

けれど、車のナンバーは

覚えていました。

スクールゾーンで、登校する

児童のために速度を落としたり、

道を譲ったり、優良なドライバー

さんだと思っていましたよ。

それが、歩行者妨害ですって?

私、ずっと様子を見て

いましたが、そこの

エノモトさんの態度がね、

どうしても引っかかって」

 

ノムラさんと上司が、

揃ってエノモトを見た。

奴はびくっとしたけれど、

すぐ顔をあげて

 

エノモト「彼女の歩行者妨害は、

厳然たる事実です。

僕は横断歩道に

立っていた。彼女は、

僕が渡るのを待たずに

車を発進させた。

道路交通法第38条第1項に

違反します」

 

朝の主張をもう一度。