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【第8話】結婚式当日、仮病の浮気相手を優先する夫

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【第7話】結婚式当日、仮病の浮気相手を優先する夫
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【第1話】結婚式当日、仮病の浮気相手を優先する夫
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本編

タカヒロ「えっ!!

まだあるんですか!?

俺達、急に来ちゃったのに…

こんな次々と何品も!!しかも、

どれもメチャクチャ美味いですっ!!

スカミさん、スゴ過ぎますよ〜!!!

料理系のお仕事とか

されてるんですか!?」

 

スカミ「いや…ww

仕事は普通の事務だよ?

こんな料理で良ければ、

どんどん食べて!」

 

ショウタは手伝ってもいないくせに、

まるで自分の手柄のように

得意満面で…

面白くなさそうな顔を隠そうとも

しないミスズに気付いていないのか、

自慢気にノロケ始めた。

 

ショウタ「な?たいしたもん

だろ〜っ?!俺、スカミに

胃袋掴かまれちゃったんだよ〜!

 

するとミスズが、またしても

ワザとらしく、イヤミたっぷりの

誉め言葉を浴びせて来るのだった…

 

ミスズ「わぁ〜っ!

なんだかすっごく懐かしい味〜!

田舎のおばあちゃんを

思い出すなぁ〜!!

ミスズ…こういう茶色いお料理って

作れないんですよねぇ〜……

 

ついつい見栄えを

意識しちゃって〜…

小洒落たお料理ばっかりに

なっちゃうんですぅ〜!

ベタなおかずって、

逆に凄いなぁって思いますぅ〜!!」

 

タカヒロは、ミスズが

喋り始めた序盤から、

何とかミスズを止めようと、

横から再三「おい!」「おいっ!」

と声をかけていたものの、

ミスズは言葉を止める事なく、

最後の「凄いですぅ〜!!」で、

両手を頬に当てて見事な

フィニッシュを決めたのだった……

 

(……ババアの料理は、田舎臭くて

茶色くて、おまけに見栄えの悪い

ベタなおかずのオンパレードで、

悪うござんしたねっ!!!)