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【第６話】結婚式当日、仮病の浮気相手を優先する夫
前回の内容はこちら▼ １話から読みたい方はこちら▼ 本編 勝ち誇った笑みを浮かべながら、 隣に立つもう１人の部下に腕を絡め、 しなだれかかるミスズ… 私は引きつった苦笑いを 浮かべながら、頷くしか無かった… （色んな意味で強烈だ...
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2023.11.03
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【第１話】結婚式当日、仮病の浮気相手を優先する夫
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2023.10.30
本編
（あぁ……そうですか……
そっちがその気なら、
こっちも受けて立ちますよ！）
よせばいいのに私はこの時、
ミスズに対して、対抗意識を
燃やしてしまっていたのだ。
スカミ「散らかってますけど、
良かったらどうぞ～」
ミスズ「え、いいんですかぁ〜？
それじゃあ、せっかくなので〜！」
間髪入れずに上がり込んでくる
ミスズ…
私が余計な意地を張ったせいで、
しばらくストレス展開が続く事が
決定してしまった瞬間だった……
ショウタ「２人とも、メシまだだろ？
良かったら食べてけよ！
なぁ、いいよなスカミ」
（あぁもう〜っ！この男は〜っ！！）
ショウタの更なる無責任発言に、
私はイライラMAXになりながらも、
どうにか笑顔を取り繕った。
（こうなったら…何品も料理を
出して、逆にミスズの度肝を
抜いてやるっ！！
２人分追加か…買い出しに行ってきた
ばかりだから、材料は大丈夫だな！
まずはアレを作って先に出して…
次にアレとアレを……それから……）
私は即座に頭の中で料理の段取りを
立て、動き始めた。
実家が定食屋を営んいる為、
子供の頃から親の働く様子を見て、
手伝いをしていたお陰で、
料理の腕と手際の良さには、
ちょっと自信が有るのだ。
まずは前菜と、ビールに合う
おつまみ系…揚げ物、煮物、
さっぱりしたサラダを挟んで、
ガッツリとしたメイン料理…
最後は季節の果物を
使ったデザートで！
常備菜も組み合わせながら、
次から次へと立て続けに
料理を出していくと、
タカヒロは目を丸くして、
大袈裟なくらい褒めてくれた。
