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【第7話】夫がくれた入学祝いを捨てた娘→中身を見た私はみるみる青ざめて…

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【第6話】夫がくれた入学祝いを捨てた娘→中身を見た私はみるみる青ざめて…
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【第1話】夫がくれた入学祝いを捨てた娘→中身を見た私はみるみる青ざめて…
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本編

結局、夫の口からも、

義母の口からも、労いの言葉

一つ出てくることは無く、

産まれたばかりの赤ん坊を

可愛がる素振りも見せなかった。

義母は、赤ん坊の顔を無表情で

しばらく見下ろした後、

深いため息をつき、

 

義母「スカコさんにそっくりね…

何だかタカちゃんの子だと

思えないわ〜…」

 

などと、わざわざ言わなくて良い

セリフまで堂々と言う始末。

義父だけが私を労い、

娘の誕生を心から喜んでくれた。

そのことが、どれほど

私の支えになったことか…

 

本来ならば普通のはずの感覚を、

私が保ち続けることが出来たのは、

義父がいてくれたお陰だった。

妊娠中は、頼まれもしないのに、

男の子の名前をいくつも考えていた

義母と夫は、娘が産まれた後、

女の子の名前はどうでも良いようで、

何も言ってこなかったので、

私が1人で考えた。

 

私の人生を明るく照らす光

であること、そして光り輝くような

素晴らしい人生を歩むように

との願いを込めて、

『ヒカリ』と名付けた。

報告した時、夫と義母は馬鹿にした

ように鼻で笑っただけだったが、

義父は「いい名前だ!」と

何度も名前を呼びながら、

ヒカリを宝物のように

抱いてくれたのだった。

 

その後も、夫は相変わらず

義実家に入り浸ってばかりで、

帰ってきても、育児に

参加しようとはしなかった。

ヒカリが不憫で、申し訳なくて、

「こんな家に産んじゃって、

本当にごめんね…」と、

私の方がボロボロ泣きながら、

あやしたこともあった。