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【第15話】30連勤が終わり自宅で入浴…警察「お前が不法侵入者か!」俺「え…」→実は…

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【第14話】30連勤が終わり自宅で入浴…警察「お前が不法侵入者か!」俺「え…」→実は…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 警官「素人のやることですからねぇ… 帰って来たスカオさんと 鉢合わせしそうになった時には、 急いで押入れの中に隠れて、 息を潜めてやり過ごしてた らしいですよ?」 スカオ「えっ…鉢合...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】30連勤が終わり自宅で入浴…警察「お前が不法侵入者か!」俺「え…」→実は…
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本編

スカオ「いえ…私も、あの時は

頭が真っ白になってしまって…

きちんと話す事が出来なくて…

今考えると、潔白を証明するのは

簡単だったのに…」

 

警官「いや、そういうものですよ。

連勤明けで、相当お疲れだった

ようですし、

自宅の風呂でウトウトしている時に、

突然2人が乱入して来た訳ですから…

強盗だと思って恐怖を感じるのも

当然ですし、普通、その場で

そんな理想的には動けませんよ」

 

恥じ入る俺に、気の毒そうな

目を向けながら、警官はそう言って

慰めてくれたのだった…

この事件はこれで終わり、

俺はまた元の日常に戻って、

あの家で今度こそのんびりと

暮らし始めた。

 

はずだったのだが……

 

1ヶ月ほどが経った頃、

ノブタカとアヤカが再び俺の前に

現れ、またもや騒ぎを起こした。

しかも、どういう事か、

今度は家ではなく、

会社に押しかけて来たのだ!!

 

小さなビルの一階にある我が社の

入り口に、何の前触れもなく

突然現れたノブタカと

アヤカの怒声が、

フロア中に響き渡った…

いつものようにパソコンで

伝票作業をしていた俺の耳に、

2人の怒鳴り声が

飛び込んで来た瞬間、

俺はたちまちあの日の恐怖に

支配されてしまったのだった…

 

体がガタガタと震え出し、

冷や汗が一気に吹き出した。

自分でも訳が分からないのだが、

俺は何故かとっさに、小学校の地震の

訓練よろしく机の下に潜り込んだ。