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【第6話】夫がくれた入学祝いを捨てた娘→中身を見た私はみるみる青ざめて…

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【第1話】夫がくれた入学祝いを捨てた娘→中身を見た私はみるみる青ざめて…
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本編

男の子だろうと女の子だろうと、

私にとって可愛い我が子に

違いないし、義母にとっても

可愛い孫のはず。

今は『母さんの希望通り、

男の子を産んで欲しい』

などと言っている夫も、

赤ん坊が産まれれば、

性別なんてどうでもよくなるはずだ。

もし女の子が産まれて来ても、

きっと可愛がってくれるに違いない。

そう信じていた…

 

初めての妊娠に、期待と不安を

抱えつつ過ごした私は、

無事に、元気な赤ん坊を出産した。

性別は、検診で言われていた通り、

女の子だった。

出産に立ち会っていた夫は、

頑張って産まれてきてくれた娘と

対面し、言葉を失っている

様子だった。

 

新しい命の誕生に、

感動と畏敬の念を感じているのかと

思っていたのだが、

助産師さんが夫の腕に、

娘を抱っこさせようと

してくれた時、夫は、

 

タカアキ「いや…いいです…

すみません…」

 

と首をプルプル振りながら

後ずさりしたかと思うと、

急に踵を返して分娩室から

出て行ってしまったのだった…

私は唖然としながら、

夫が逃げたという事実を、

ようやく理解し、絶望した。

おまけに、その後すぐ病院に

やって来た義母も、開口一番、

 

義母「もう…仕方ないわね……

次は、タカちゃんに似た

男の子を頼むわよ!」

 

と言って、私を更に

落胆させたのだった…