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【第13話】一人暮らしで毎月3万円以上の電気代請求が!→隣人に盗電されていたので…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカオ「マツオか!」 叔父「スカオに話を聞いて、 真っ先に思いついたのは盗電だった。 だとしたら、家の近くだろう。 遠い家がわざわざコードを 引っ張るとは考えにくいからな」 叔父の話...
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本編
スカオ「訳も分からずに
謝れるわけないでしょうが」
マツオ「熱帯魚が全滅
しそうなんだよ、この野郎!」
スカオ「熱帯魚?」
マツオ「アロワナが!
ペパーミントエンゼルが!
ちきしょう、台無しだああああ!」
もう訳が分からない。
起きてきた叔父と二人で
ぼう然としたが、
興奮状態のマツオをなだめて、
何とか話を聞いてみる。
ヤツは、やっぱり
会社員じゃなかった。
熱帯魚を飼育して販売店へ卸す、
ブリーダーだったという。
マツオ「どうしてくれんだよ!?
てめぇが電源切ったせいで、
うちの水槽が全部だめに
なりそうなんだよ!」
スカオ「つまり、盗電して
水槽を管理していたんですね?」
マツオ「使ってないコンセントを
有効利用してやったんだ、
何が悪い!」
ものすごい開き直りっぷりに、
いっそ感心した。
マツオは高級鑑賞魚として
人気があるアロワナや、
珍しいペパーミントエンゼル、
レアなエイ科の魚
ポルカドットスティングレイ。
こういった数百万から一千万円
レベルの魚を育てて増やしたり、
飼い主が長期旅行なので家を留守に
する際の預かりサービスをしていた。
それらはすべて、微妙な
水温管理や空気循環が必要な魚で、
特にアロワナはちょっとでも
管理が悪くなると、
すぐ弱ってしまうらしい。
マツオ「どうするんだよ、
ええ!?今日の夕方には
引き渡す商品もあったんだ!
あんな状態のもの、
客に渡せるかよ!」