※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第4話】長男の結婚式当日「高齢出産のBBAは出席するな!」私「本当にいいのね?」→長男夫婦は自業自得の結末に…

前回の内容はこちら▼

【第3話】長男の結婚式当日「高齢出産のBBAは出席するな!」私「本当にいいのね?」→長男夫婦は自業自得の結末に…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 思いがけないオトヤの優しさに、 ひとしきりしんみりした後、 私はオトヤからもらった 茶封筒を仏壇の前の経机に供え、 夫とご先祖様に感謝した。 するとその時、 玄関のチャイムが鳴った。...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】長男の結婚式当日「高齢出産のBBAは出席するな!」私「本当にいいのね?」→長男夫婦は自業自得の結末に…
こちらもおすすめ 本編 私の名前はアスカ。65歳。 夫は5年前に、 長患いの末に亡くなった。 2人の息子は当時まだ高校生と 中学生。それまで専業主婦だった 私は、夫の死後、定年まで 清掃員として働きながら、 夫が残してくれた保険金のおかげで...

本編

近況を話し始めそうとした私を遮り、

ハヤトは言った。

 

ハヤト「金くれよ!!」

 

私は一瞬ワケが分からず、

ポカンとしてしまった。

 

アスカ「お金って……もしかして、

何か困るような事があったの?

会社で何かあった?

今も働いてるのよね?」

 

ハヤト「もう!!そうやっていちいち

聞かれんのがウザイんだよ!!

ちゃんと働いてるに

決まってるだろ!!」

 

アスカ「だったらどうして…

急にお金だなんて……」

 

ハヤト「別に…ただ、彼女に

プレゼントでも買ってやりたいと

思ってさ。10万でいいから!」

 

アスカ「10万!?そんなこと

言われても…手持ちも無いし…」

 

ハヤト「たまに帰って来た息子に、

小遣いくらいくれたっていいだろ?!

母さんさぁ〜、元気そうだし、

ヒマなんだったらまた働けば〜?」

 

アスカ「小遣いって…ハヤトは

もう立派な社会人じゃないの……」

 

ハヤト「好きで社会人になったんじゃ

ねぇよ!!母さんのせいだろ?!

もっと早くに俺を産んでたら、俺が

成人するまで父さんも生きてたし、

大学に進学する金だって、

充分有ったはずなのに!!」

 

アスカ「そんな…母さんは何年も

不妊治療を続けて、

やっとあなたを授かったのよ?

何度も話したでしょ!産みたくても、

なかなか授からない人もいるの!」

 

ハヤトは小学生の頃から、高齢で

出産した私に文句ばかり言ってくる。

「友達に恥ずかしい」とか、

「婆さんだと思われる」とか言って、

学校行事も来るなと

言われていたのだ。