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【第21話】バスでキチママに「イヤホンの音漏れがうるさい!」と叩かれた→私「補聴器です」と見せると…
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本編
コワモテさん「このくらいのこととは
聞き捨てならねぇな!!
アンタ、自分の娘がバスの座席に
座ってただけで、見ずしらずの
オバサンに突然頭引っ叩かれても、
同じ事が言えんのか??
オバサンが勝手にタクシー乗ったくせに、
その料金払えと脅されて、
挙げ句の果てに髪の毛
引っ張られても、
鼻で笑ってられんのか?えぇ!?」
旦那さん「はっ…ヘっ…
その…こちらの方はいったい…」
旦那さんは警察官に助けを
求めるような視線を向けた。
コワモテさん「俺か?俺は
たまたま昨日も今日も現場に
居合わせたモンだ!
俺のことが信用出来ない、
他にも目撃者が欲しいって言うなら、
昨日のバスに乗ってた
乗客全員が証人だ!
さっきバス会社にも
電話入れといたからな、
運転手だって証人になる!
そっちが意地でも謝りたくないって
言うなら、出るトコ出るか!!」
旦那さんはコワモテさんに
圧倒されたようで、すっかり
縮み上がってしまい、さっきとは
真逆の態度でペコペコと謝ってきた。
旦那さん「も、もちろん謝ります!!
ご迷惑をおかけして、
申し訳ございませんでした!!
ピン子にも謝罪させますし、
タクシー代も払わなくて
結構です!!」
ピン子「なによそれ!!
あなたは私の味方になって
くれるんじゃないの?!
私は悪くない!!
悪くないんだから
絶対に謝らない!!」
ピン子は最初こそ旦那さんの態度に
ブチ切れて、謝らないと叫んでいたが
警察からもコワモテさんからも
「悪いのはどう考えてもピン子だ」と
叱られ、旦那さんからも
「お前の言ってる事は無茶苦茶だ、
素直に謝りなさい」と言われてしまい
四面楚歌&孤立無援で、
少しずつ威勢の良さも消えていった。