※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第1話】バスでキチママに「イヤホンの音漏れがうるさい!」と叩かれた→私「補聴器です」と見せると…

こちらもおすすめ▼

【スカッとする話】理不尽な取り締まりをする悪徳警官【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 私はスカミ。 今、話が通じない警官と 絶賛口論中の24歳独身OLだ。 エノモト「あなたも分からない人 ですね。歩行者妨害だと、 何度言わせるんですか」 私に対して、めっちゃあきれ顔を 作っているこの若い警官...

本編

たまに電車やバスで、

シャカシャカとイヤホンから

音漏れをさせている人に遭遇する。

私は腹が立つとかは特に無くて、ただ

「あ〜あ。音漏れさせちゃって…

怖い人に怒られないといいけど…」

なんて思いながら、チラッと眺める

だけなのだが、それと同時に必ず、

ある事件の記憶が蘇ってくるのだ……

 

私の名前はスカミ。

私が事件に巻き込まれたのは、

数年前のこと…

まだ大学2年生の頃だった。

 

その日の午後、講義が突然休講と

なり、急に時間が空いてしまった私は

せっかくなので気になっていた

美術展でも見にいこうかと思い立ち、

とりあえず駅へ向かうため、

いつもの路線バスに乗った。

平日のお昼を過ぎたばかりのバスは

空いており、私は前方の1人がけの

座席を確保すると、スマホで

美術展の情報を確認し始めた。

バスは快適に進み、乗客は

いつものように降りては乗ってきた。

 

私のスマホは美術展からSNSへと

移り、友人のつぶやきを微笑みながら

眺めていたその時……

 

バン!!

 

私は突然、後頭部に

衝撃と痛みを感じた。

何事かと驚いて振り向くと、

斜め上から私を睨みつけている、

1人の女性と目が合った。

女性は赤ちゃんを乗せた

ベビーカーを押して立っていた。