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【スカッとする話】離婚前夜に夫婦最後の晩餐→しかし旦那は来ずに心配していると…【第5話】

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本編

そう。私と夫の出会いは、

中学生にまでさかのぼる。

同じ委員会で、話し合いの

たびに顔を合わせていたのだ。

もっとも、当時はクラスも

離れていて、ほとんど

個人的に話した事はなかった。

6組の同じ委員会の人

という認識だった。

彼を意識するようになったのは、

高校に進学してからだ。

入学式で見かけたとき

 

スカ子(あれっ!?

あの男子、見た事ある!)

 

と思った。

ヤスフミも同じだったようで、

隣のクラスという事もあってか、

向こうから話しかけて

きてくれた。

 

ヤスフミ(高校時代)

「同じ中学だよね?委員会で、

何回か見かけた気がする」

 

スカ子「そう、私は

1組だったの」

 

ヤスフミ「やっぱり。

俺は6組だった」

 

スカ子「そうよね、

6組だったよね。

いま初めて話したけど、

6組なのは知ってたわ」

 

この簡単な会話がきっかけで、

仲良くなった。

ヤスフミは穏やかな人で、

あまり目立つタイプでは

なかった。

ごく普通の、どこにでもいる

男子高校生というのが、

彼にはしっくりくる。

でも、目が優しくて、

怒った顔を見た事が無い。

いつ見かけても、

にこっとしてくれる。