※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【スカッとする話】離婚前夜に夫婦最後の晩餐→しかし旦那は来ずに心配していると…【第4話】

前回の記事はこちら▼

【スカッとする話】離婚前夜に夫婦最後の晩餐→しかし旦那は来ずに心配していると…【第3話】
前回の記事はこちら▼ 第一話から読みたい方はこちら▼ 本編 さすがに、私は 少し焦り始めていた。同時に スカ子(もっと早く取り組み 始めておけば良かったかも。 考えてみれば、 結婚したらすぐに子供が生まれる なんて、そんな保証は...

第一話から読みたい方はこちら▼

【スカッとする話】離婚前夜に夫婦最後の晩餐→しかし旦那は来ずに心配していると…【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 ああ、もうダメなんだな。 手を付けられていない昨夜の 夕食が放置されている食卓を 見て、私はため息をついた。 出会いから交際、結婚。 トータル22年の付き合いを してきた夫ヤスフミ。 彼とぎくしゃくし始めたのは...

本編

去年くらいだろうか。

諦めがついたというか、

急いで何とかなるものじゃない

という、ある意味で悟りと

言えるような心境になってきた。

きっかけは、

確か卒業アルバムだった。

気分転換として、

少し大掛かりな掃除を

しようと思いたった。

普段は仕事が忙しいからと、

なかなか手を付けられなかった

クローゼットを、

思い切って開けてみた。

結婚する直前に、

実家から持ってきた

思い出の品が、

箱に入っているのを見つけて、

しばらく眺めていた。

 

スカ子「あら、中学の卒アル」

 

ページを開いて、

ぱらぱら流し見をした。

私は3年1組だった。

1組を見てみると、

本当にあどけない、

若いというより幼い顔の私が、

すまして写っていた。

 

スカ子「やだ、顔が強張ってる。

作り笑顔丸出しねえ」

 

若いっていいなぁ。

そう思いつつ、

ページをめくっていくと、

やがて6組に辿り着いた。

そこでは、中学生らしい、

髪を短く刈り込んだ夫

ヤスフミが笑っていた。

 

スカ子「ヤスフミ、若い!」

 

思わず笑ってしまった。