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本編

妙に熱がこもってしまったらしい

俺の言葉を耳にして、

カヨコは微笑んだ。綺麗だった。

 

俺とカヨコは球場を出た。

お詫びと言っては何だが、

俺はこの日持ってきていた

応援グッズを彼女に差し出した。

 

スカオ「手伝ってくれてありがとう

ございました。せめてこれを」

 

カヨコ「えー⁉︎これ、リーグ優勝

した時の限定グッズですよね?

もう手に入らないものですよ?」

 

さすが、一人でも観戦に来るだけの

事はある。これは五年前、

ご贔屓球団がリーグ優勝を果たした

時に、先着1000名限定で

手に入れる事ができた、

幻の応援グッズだった。

ファンなら、その価値がわかる。

 

彼女はデザインを見て、

すぐ気づいたようだった。

価値観がぴったり合う!

少なくとも、野球という趣味は

共通している!

俺のテンション爆上がり。

舞い上がった末に、

宇宙まで飛んでいく勢いだった。

 

これがきっかけで、

俺はカヨコと付き合い始めた。

最初は球場仲間、同じ球団を応援する

ファン同士といった感じから。

でも、あっという間に距離が

縮まった。俺から告白して

正式に交際へと進み、プロ野球

シーズンが終わる頃にはプロポーズ。

イケるときにはどんどんイケイケ。

いやもう、かつての野球プレーヤー

さながらの心境だった。

 

カヨコ「両親に会ってくれる?」

 

スカオ「もちろん!」

 

カヨコも求婚を受け入れてくれて、

俺は彼女の両親との顔合わせまで

漕ぎつけた。