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【第4話】セコママがコストコ勝手に付いてきて入店出来ず逆ギレ!
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本編
帰りの車の中では、運転する私を
よそに、後部座席で
ゴソゴソし始めたかと思うと、
1人でつまみ食いを始める始末で…
そして極め付けは、キチムラさんの
家まで送り届け、玄関まで一緒に
荷物を運び込んだ後…
キチムラ「中で分けてくるから、
ちょっと待っててちょうだい!」
アスカ「え?私も一緒に、
分けるの手伝いますよ!」
キチムラ「いいのいいの!今、
家の中ちょっと散らかってるから!
アスカさんは車で
待っててくれればいいから!!」
アスカ「……そうですか?
じゃあ…待ってますね…」
何やら少し嫌な予感はしたものの、
無理やり家に上がり込む訳にも
いかず、言われた通り、
家の前に停めた車で待っていると、
キチムラ「お待たせ〜!
じゃあこれ、アスカさんの分ね!
オマケしといたから!」
アスカ「え?いいんですか?
ありがとうございます。じゃあ、
これが半分に割った金額です」
私は大きなレジ袋を受け取った後、
待っている間に計算しておいた、
割り勘分の金額を書いたメモを
キチムラさんに手渡した。
キチムラ「え…?あ〜……
今、お財布持ってきてないから、
また今度でいいかしら?」
アスカ「えっ…いえ、でも…
今日のうちに清算して
しまいたいんですけど…
お財布取ってきてもらえませんか?
待ってますので」
キチムラ「え〜〜〜っ!
アスカさんって裕福なのに、
意外とお金にうるさいのね……」
アスカ「うちは別に裕福じゃ
ありませんけど…すみませんが、
今日の分は今日のうちに
清算させてもらえませんか?
お金の貸し借りとか、
気になっちゃうので…」