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【第20話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友

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【第19話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
前回の話はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 チセコたちがボックス席に着くと、 弟は1人でカウンター席の方へ 移動し、店員さんと何か二言三言 交わした後、チセコたちの席を 背にしたカウンター席を陣取った。 バックパックか...

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【第1話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
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本編

そこからはもう、

鬼の通知ラッシュだった……

アンさん、ポコミさん、タンノさん

も、待ってました!とばかりに

今までの顛末をグループLINEに

暴露し、他のママ友からも、

[実は私も…][私はこんな目に…]

と、次々と書き込みが続いた。

 

チセコは[これはニセ画像!]だの、

[悪意のコラ画像!]だの、

[私じゃない!別人!]だのと、

必死になって支離滅裂な文章を

書き込んでいたが、ついには直接、

私の携帯に電話をかけてきた。

 

私は通知を確認すると、

着拒して無視を決め込んだ。

翌日から、幼稚園ですっかり

孤立してしまったチセコは、

ママ友たちから挨拶すらしてもらえず

グループLINEに

[いい大人が無視とか最低!]

などと書き込んだものの、

[いい大人が回転寿司の

空き皿ごまかすとか最低!]

[いい大人がウソの噂

広めるとか最低!]

とソッコーで複数の

返り討ちにあっていた。

 

私は(ザマアミロ!)と

そのやり取りを眺めていたのだが、

電話を着拒したせいか、

チセコが突然、家にやって来た。

もちろん家に上げるつもりなど

無かった私は、インターホンで

対応した。

 

チセコ「ちょっとアンタ!!!

いったいどういうつもりなのよ!!!

自分が何をしたのか、分かってんの?

あの動画と写真は何なのよ!!」

 

アスカ「なにって…事実ですけど?

『悔しいんだったら、

やり返せばいいじゃな~い!』

って言ったの、

チセコさんですよね?」

 

なんと見事なブーメラン!

私は笑いをこらえ、あくまで当然の

事のように普通のトーンで答えた。

 

チセコ「あんな偽画像、

何の証拠にもならないわよ!!!」

 

アスカ「動画も写真も本物ですから、

きちんとした所で鑑定してもらえば、

ちゃんとした証拠になりますよ?」