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【第19話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友

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【第1話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
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本編

チセコたちがボックス席に着くと、

弟は1人でカウンター席の方へ

移動し、店員さんと何か二言三言

交わした後、チセコたちの席を

背にしたカウンター席を陣取った。

バックパックから小型の三脚を

取り出してスマホをセットし、

どうやらグルメ系ユーチューバー

よろしく、自分の食べる姿を

撮影するふりをしながら、背後の

チセコを撮影する作戦のようだった。

 

私は撮影を弟に任せ、ミオと2人で

ゆっくりと回転寿司を楽しんだ。

チセコ達が先に食事を終えて、

会計を済ませて帰って行った後、

弟が満足気な笑顔を浮かべ、

サムズアップしながら

こちらに歩いて来るのが見えた。

 

どうやらしっかりと動画に

収めることが出来たようだった。

カウンター席で食べた伝票を持って、

再びこちらの席に合流した弟は、

早速、撮りたてホヤホヤの

犯行動画を見せてくれた。

 

チセコは弟の撮影には

全く気付いていない様子で、

ママ友と談笑しながらも、

時折、鋭い視線で空き皿の状況を

チェックしているようだった。

しばらくして、ママ友が子供を

連れて席を立ち、トイレの方へ

歩いて行くと、

それを見届けたチセコは、

ニヤニヤとほくそ笑んだかと思うと、

堂々と自分の空き皿を3〜4枚、

ママ友の空き皿の山へと

移動させたのだった…

 

アスカ「バッチリだね…でかした!」

 

弟「オレ、本当に探偵に

なっちゃおっかな〜♪」

 

私は帰りの車の中から、

アンさん、ポコミさん、

タンノさんにLINEを送り、

幼稚園のグループLINEに、

回転寿司でのチセコの犯行動画を

ポチっと送信した後、

更にチセコだけに向けて、

弟が撮影した浮気の証拠写真を、

次から次へと送り付けてやった。