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【第19話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
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本編
そこからはもう、
鬼の通知ラッシュだった……
アンさん、ポコミさん、タンノさん
も、待ってました!とばかりに
今までの顛末をグループLINEに
暴露し、他のママ友からも、
[実は私も…][私はこんな目に…]
と、次々と書き込みが続いた。
チセコは[これはニセ画像!]だの、
[悪意のコラ画像!]だの、
[私じゃない!別人!]だのと、
必死になって支離滅裂な文章を
書き込んでいたが、ついには直接、
私の携帯に電話をかけてきた。
私は通知を確認すると、
着拒して無視を決め込んだ。
翌日から、幼稚園ですっかり
孤立してしまったチセコは、
ママ友たちから挨拶すらしてもらえず
グループLINEに
[いい大人が無視とか最低!]
などと書き込んだものの、
[いい大人が回転寿司の
空き皿ごまかすとか最低!]
[いい大人がウソの噂
広めるとか最低!]
とソッコーで複数の
返り討ちにあっていた。
私は(ザマアミロ!)と
そのやり取りを眺めていたのだが、
電話を着拒したせいか、
チセコが突然、家にやって来た。
もちろん家に上げるつもりなど
無かった私は、インターホンで
対応した。
チセコ「ちょっとアンタ!!!
いったいどういうつもりなのよ!!!
自分が何をしたのか、分かってんの?
あの動画と写真は何なのよ!!」
アスカ「なにって…事実ですけど?
『悔しいんだったら、
やり返せばいいじゃな~い!』
って言ったの、
チセコさんですよね?」
なんと見事なブーメラン!
私は笑いをこらえ、あくまで当然の
事のように普通のトーンで答えた。
チセコ「あんな偽画像、
何の証拠にもならないわよ!!!」
アスカ「動画も写真も本物ですから、
きちんとした所で鑑定してもらえば、
ちゃんとした証拠になりますよ?」