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【第9話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友

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【第8話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
前回の話はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 アスカ「色々あったって…何? 私、心当たり無いんだけど… ポコミさん… いったいどんな事言ってたの?」 アン「あ〜…私の口からはちょっと… それも悪口みたいになっちゃうから… 又聞きで...

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【第1話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
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本編

思いも寄らない突然のポコミからの

罵倒に、私は思考が付いて行かず、

呆然としてしまった。

何が何だかよく分からないが、

私の預かり知らない所で、

とんでもない話になっている事だけは

確実だった。

 

アスカ「ちょっとポコミさん…

一旦落ち着いて下さい…何か…大きな

誤解をされているようですけど…」

 

ポコミ「何が誤解よ!!落ち着いて

いられるわけ無いでしょ!!!

もう何日も旦那は帰って来ないし!!

アスカさんのせいでしょ!!

分かってんのよ!!!」

 

アスカ「いや……えぇ……?」

 

ポコミはすっかり取り乱し、

泣きながら一方的に責めるばかりで、

私の言い分など、とても

聞いてもらえそうにもなかった。

 

仕方なく一度電話を切った私は、

しばらくあれこれ考えた末に、

クラスのママ友の中で、一番頼りに

なる存在である、タンノさんに

仲裁人になってもらおうと考えた。

タンノさんは、同じクラスの

男の子の他に、上に2人の子を

育てるベテランママで、

いわゆる学級委員タイプと言うか、

頭が良くて理性的で、

ママ友たちからの信頼も厚く、

幼稚園の先生方からも、何かと

頼りにされる人柄の持ち主なのだ。

 

(仲裁人を頼むなら、

タンノさんが適任だな…

タンノさんなら、変に感情的に

なったりせず、中立的な立場で

いてくれるだろうし…

話し合いで出た内容を、

勝手に言いふらしたりも

しないだろうし…)

 

私はタンノさんに電話をし、

私に関する変な噂について、

相談を持ちかけた。タンノさんも

噂の内容は知っていたものの、

話半分に聞いてくれていたそうで、

私の話もきちんと聞いてくれた。

ポコミさんとの話し合いの仲裁を

お願いしてみたところ、タンノさん

は、「私でよければ」と、

快く引き受けてくれた。

 

その後、タンノさんと何度か

ラインでやり取りし、やはり誤解を

解くなら早い方が良いと言う事で、

早速翌日、子供を幼稚園に預けた後に

私の家に来てもらい、私、アンさん、

ポコミさん、タンノさんの4人で、

話し合いをする事になった。