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本編

スカミ「あ、でも、求職活動が

忙しくて、あまり行けてなかった

とは言ってましたけど…。でも、

一応10月までは行ってたはずです」

 

お母さん「………………」

 

何だか嫌な予感がし始めた…。

 

スカミ「どうしてですか?ツバサ、

お母さんに何か言ってました?」

 

お母さん「えぇ…。じつは9月頃…。

バイトを辞めてお金が無いから、

少し貸してくれと言ってきて…」

 

スカミ「え…?9月に、もうバイトを

辞めたって言ってたんですか?!」

 

お母さん「えぇ。私にはそう言って

ましたけど…。いつ辞めたのかは

言わなくて、ずっと気になって

たんです…。だからこの際、スカミ

さんにお聞きしようかと思って…」

 

スカミ「いえ。私には、

就職が決まった時に、

『パチンコ屋のバイト中に採用の

電話がかかってきて困った』って、

笑って話してましたけど…」

 

お母さん「えぇ!?……

言ってる事が違うわね……。

どっちの話が本当なのかしら…?」

 

スカミ「……後でツバサに聞いて

みます。それで、お母さんはその時、

ツバサにお金を貸したんですか?」

 

お母さん「はい…。一応怒ったん

ですけど…やっぱり心配で…。

2度ほど振り込みました…」

 

スカミ「………………」

 

お母さん「その後はもうお金を貸して

くれと言って来なくなったので、

電話をした時に大丈夫なのか

聞いたら、大丈夫だって言ってたの。

だから、またアルバイトに

行きだしたんだろうって思ってのに、

今回、消費者金融に借りていたと

知って、もうビックリして…」

 

スカミ「……分かりました。

ツバサに確認してみます……」

 

電話を切る前、お母さんはまた

「本当に申し訳ありませんでした」と

謝っていたが、私はパチンコ屋の

バイトの事が気になって、半分

うわの空で返事をし、電話を切った。

 

自宅に帰ると、ツバサは可愛い顔で、

気持ち良さそうにスヤスヤと

眠っていた。

 

(このベッド…。もうすっかり

ツバサのベッドになっちゃってる…。

体調が悪いから気を使って、自分から

ツバサにベッドを譲ったけども…。

私はもう何ヶ月もずっと床で

寝てて…。お布団も薄いのしか

無くて、寒いからダウン着て

寝てるのに…。ツバサは

フカフカ・ヌクヌクのお布団で…。

なんかムカついてきた!)

 

少し顔色が良くなった事さえ、

喜ばしく思うよりも憎らしく思えて

しまい、私は少し乱暴にツバサを揺すった。