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本編

(土曜日だから、

ノブアキも仕事休みのはず……

今日荷物を取りに来ると連絡をして

おいたのに、電話に出ない

という事は…

電話で話すのも嫌で、

あえて無視してるのかな……

 

ひとこと言ってから

部屋に入るつもりだったけど……

顔を合わせなくて済むように、

きっと部屋にも居ないん

だろうな……)

 

私がまだ部屋の鍵を持っている事は、

ノブアキも分かっている事なので、

勝手に入って荷物を持って行け

と言う意味なのだろうと判断した。

ただ、入院中に部屋の中がどうなって

いるのか分からなかったので、

一度私1人で中に入り、

中の様子を確認する事にして、

両親には、玄関ドアの外で

待機してもらう事となった。

 

鍵を開けて中に入ると、

玄関近くの廊下に、

山積みになった段ボールが見えた。

 

(あれ…?これってもしかして……

私の荷物?ノブアキが

まとめておいてくれたのかな…?)

 

上に置かれた、蓋が開いたままの

箱の中身を確認すると、私の荷物が

ぐちゃぐちゃ詰め込まれていた。

 

(こんな…手当たり次第に

詰め込んで……どれに何が

入っているのか、

分からないじゃないの……)

 

私はため息をついて

段ボールの山を見た。

ノブアキを疑うわけではなかったが、

残っている物が無いか、

確認する必要があるなと考えた。

 

(これが最後になるんだし、念の為。

ノブアキは居ないんだから、

構わないわよね?後から忘れ物を

取りに来るとかイヤだし!)