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【第15話】癌と診断され、夫に見捨てられた私…

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【第14話】癌と診断され、夫に見捨てられた私…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ナッちゃん「あ!ママだ〜!」 ママ「ナッちゃん!もう…… また勝手にいなくなって! あ…すみません。ナツミの母です。 先日も、ご迷惑を おかけしてしまったそうで...

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【第1話】癌と診断され、夫に見捨てられた私…
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本編

(ナッちゃんのママ、

ヨウコさんっていうんだ

……え…!?社長さん…!?!?

『私の会社』って、

『私の働いてる会社』じゃなくて、

『私が経営してる会社』

だったんだ…!!!)

 

私は驚くと共に、何だか恐縮して

しまい、名刺に記された連絡先に、

お礼のメッセージを入れておいた。

 

(それにしても…

ナッちゃん可愛かったなぁ〜……

また会えるといいなぁ〜……)

 

私は折り紙の手紙を

しみじみと眺めた。

恐らく無理だろうと思いつつも、

ナッちゃんとまた会える日を

願わずにはいられなかった…

その後、私は予定通り

退院の日を迎えた。

 

両親と共に退院の手続きを済ませた後

そのまま父が運転する車で、

荷物を取りにマンションに向かった。

退院したにも関わらず、

車内の空気がどんよりとしていたのは

言うまでもなく、これからノブアキと

顔を合わせなくてはならない

気の重さからだった……

 

最後に家を出る際にノブアキから

投げつけられた言葉に従い、

私は数日前と前日の2度、退院日と、

そのまま荷物を取りに行く

という事を、LINEしておいた。

ノブアキからの返事は無かった

ものの、既読にはなっていた。

 

(返事をするのも面倒だって事か……

まぁいいわ。こっちだって、

荷物だけ運び出したら、

さっさと出て行くつもりだからね!)

 

退院後は、しばらく実家に

居させてもらう予定になっていた。

マンション前に着いた時、

私はもう一度ノブアキに電話を

かけてみたのだが、繋がらなかった。