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本編

医者「やっぱり癌でしたねぇ〜…」

 

数年前、私はそんな風に

癌宣告を受けた。担当医は

慣れているのかあっさりしたもので、

こちらが拍子抜けするような

簡単な告知だった。

 

(え……嘘でしょ……??

私、まだ20代なのに…

まさか…癌だなんて……これから私、

どうなっちゃうの……??)

 

だがこの時、私はまだ

知る由もなかった。

これは波乱の幕開けに過ぎず、

本当の意味での衝撃の展開は、

このあとやって来るのだという事を…

 

私はスカコ。29歳。

駅ビルの中に店舗を構える

アパレルブランドの店長だ。

夫のノブアキの仕事は技術系の

総合職で、会社からの評価も高く、

順調に出世コースを歩んでいる。

 

結婚5年目。

私達夫婦にまだ子供はおらず、

2人で賃貸のマンションに

暮らしていた。

完璧主義で、良く言えば芯の通った、

悪く言えば我の強い性格の

ノブアキと、物事にあまり強い

こだわりが無く、意見が有っても

それを突き通す事が苦手な性格の私。

正反対の私達は、

正反対ゆえに逆に相性が良かった。

 

ノブアキと私の意見が食い違った

場合は、当然のように

私が譲歩する事が多かったものの、

冷静で決断力の有るノブアキに

従うのは、私にとっても

楽な部分が多かったのだ。

 

とは言え、いわゆるモラハラとか

では決して無くて、●力を振るわれた

事なんて一度も無かったし、

意見をことごとく無視される

と言う訳でも無かった。