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【第14話】癌と診断され、夫に見捨てられた私…

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【第13話】癌と診断され、夫に見捨てられた私…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ナッちゃん「おねぇちゃ〜ん! またきたよ〜!」 ナッちゃんはベッドまで元気に 駆け寄ると、手に持っていた、 お花の形に折った折り紙を、 私にくれた。 ナッちゃ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】癌と診断され、夫に見捨てられた私…
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本編

ナッちゃん「あ!ママだ〜!」

 

ママ「ナッちゃん!もう……

また勝手にいなくなって!

あ…すみません。ナツミの母です。

先日も、ご迷惑を

おかけしてしまったそうで……」

 

スカコ「あ、お母様ですか。

とんでもないです!

迷惑なんかじゃないですよ!」

 

ナッちゃん「おねぇちゃんに、

おりがみあげたよ〜!」

 

ママ「そうなの?良かったね〜!

でも、勝手に来たらダメでしょ!

ママ、ビックリしちゃったよ?」

 

ナッちゃんのママは、

とても綺麗な人だった。

私は、勝手に亡き者にしてしまって

いた事を心の中で謝罪した…

 

それから少しの間、ナッちゃん親子と

お話して分かったのだが、

ナッちゃんのママも手術のために

入院しており、私が入院する前日まで

は、やはりこの病室にいたらしい。

 

あの日、お見舞いに来たナッちゃん

は、大人達がナースステーションで

ちょっと話をしている間に、

1人でこの病室まで

やって来てしまったようだ。

 

ところがママは既に大部屋に

移った後で、ベッドには私が居て、

驚いてしまった、という事だった。

 

ママ「私は今日退院なんですけど、

最後に一言、ご挨拶したくて…

あの、これ、もし良かったら…

私の会社で作ってる物

なんですけど……」

 

わざわざご挨拶に来て下さった上に、

差し入れまで頂いてしまい、

私は逆に恐縮してしまったのだった…

 

ナッちゃん親子が爽やかな笑顔で

帰って行った後、

頂いた差し入れを見てみると、

紙袋の中に、ナッちゃんママの

名刺も一緒に入っていた。