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本編

ヤクザ1「おいおい、

生みの親が随分な

言い草じゃねえか。」

 

 

ジン「義父さん!!」

父「義父さん!?」

母「や、ヤクザ

じゃない!?」

 

 

その時現れたのは

僕の義父さんだった。

 

ヤクザ1「10年前、

俺は一人になったジンを

養子にしたんだよ。」

 

 

母「ど、どうして

才能のかけらもない

この子を養子に…」

 

 

困惑している元両親を前に、

義父さんは自慢気に

僕の肩を抱き、

 

 

ヤクザ1「何言ってんだ。

ジンには元々プロに

なれるだけの才能が

あったんだよ。

 

 

だから俺は環境を

与えてやったんだ。」

母「う、嘘よ。」

 

ヤクザ1「嘘も何も、

目の前の立派な姿が

答えだろう?

 

 

ジンは1人でひたすら

素振りをしてた。

毎日サボることなく、な。

 

 

毎日ひたむきに努力

できるのも才能だ。

そんなジンになぜ

目を向けてやらなかった。

 

 

自閉症だからって

いうのは関係ねえ!!

ジンはお前らの血の

繋がった息子だろうが!!

 

 

何があっても愛するのが

親ってもんじゃ

ねえのかよ!!」

 

 

母「ひ、ひぃっ〜。」

ヤクザ1「ま、お前ら

みたいな毒親に

今更何を言っても無駄か。」

父「う、うぐっ…!?」