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【第6話】退院後の母が別人になっていた→その後知った最悪の真実に震えが止まらず…
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本編
家の玄関の方を見ると、
母らしき女性の姿が…!!
私は喜び勇んで駆け寄って行った。
ところが……
玄関前に立つ女性から数メートル
手前で、私は走っていた足を
ピタリと止めた。
スカミ「え…???」
母だとばかり思っていたその女性は、
全くの別人だった。
私は、遅れて歩いて来る
祖父母を振り返って尋ねた。
スカミ「おかあさんはどこ??
あの人…だぁれ??」
祖母「誰って…何言ってるの!
スカミちゃんのお母さんじゃないの!
やっと会えたっていうのに…
2ヵ月ぶりだから、
顔を忘れちゃった?」
スカミ「え…?」
私は、祖母がいったい
何を言っているのか分からなかった。
立っているのは知らない女性なのに、
祖母はそのまま歩いて女性の所へ
行き、親しげに笑いかけた。
祖母「あんまり恋しかったもの
だから、テレてるのかしらねぇ〜?」
女性「スカミちゃん、
会いたかったわ!お母さん、
病気で随分痩せちゃったから…
顔が少し変わっちゃったかも
しれないわね…」
女性の言い分を聞いても理解できず、
困惑して固まる私の背を、
祖父が押した。
祖父「ほらスカミ、
お母さんの所へ行ってあげなさい。
お母さんは入院している間、ず〜っと
スカミに会いたがっていたんだぞ?
スカミだって、会える日をあんなに
楽しみにしてたじゃないか!」