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【第13話】30連勤が終わり自宅で入浴…警察「お前が不法侵入者か!」俺「え…」→実は…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカオ「えっ…窓が空いてた…??」 (おかしい…長く家を開けるから、 戸締りには注意して、 何度も確認したのに…) 鍵は確かに、祖父が使っていた鍵を 引き出しの中に入れていたが、 最...
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本編
警官「素人のやることですからねぇ…
帰って来たスカオさんと
鉢合わせしそうになった時には、
急いで押入れの中に隠れて、
息を潜めてやり過ごしてた
らしいですよ?」
スカオ「えっ…鉢合わせ…」
俺はゾッとした。前に家に帰った時に
感じた、何とも言えない違和感…
あれは、ノブタカとアヤカの
気配だったのかもしれない…
あの時は、気のせいだと
受け流してしまったが、やはり、
野生の勘のようなものは
馬鹿に出来ないな…
そもそも、こんなことになったのは、
連勤続きでほとんど家に
帰れなかったせいだ!
全部、トラブルに巻き込んだ、
あの取引先が悪い!!
警官「それにしても…
スカオさんは怪我もなく、
無事でラッキーでしたよ。
あの2人は、他人の家に入り込んで
暮らしていながら、
警察に通報したんですから!
突然風呂場で鉢合わせた事で、
すっかり気が動転し、
自分達が犯罪を犯している事を
忘れて、思わず通報して
しまったんでしょうけど…
焦って思わず○しちゃった、
なんて事にもなりかねなかった
訳ですし…」
俺は警官の言葉を聞いて、
再びゾッとしたのだった…
警官「通報してしまった後で
マズイと気付いて、
後悔したと言っていました。
仕方がないので、
とりあえず勢いでまくしたてて、
何とかその場を切り抜け、
警察がスカオさんを連れて行った
後で、荷物をまとめて
逃げるつもりだったようです。
実際、大家さんが
いらっしゃるまで、我々は
スカオさんが侵入者だと
勘違いしていた訳ですからね…
通報してきた2人の言い分を
信じてしまい、あの時は
本当に申し訳ありませんでした」