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【第7話】手に負えないヤンキー娘を預けてきた義姉

前回の内容はこちら▼

【第6話】手に負えないヤンキー娘を預けてきた義姉
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 義兄「実の親子といえども、 人間関係には違いないよ。 というか、年齢的に親の言う事を 聞きたくない一種の意地が 芽生えてるんじゃないかと思う」 マスミ「そう!そうなのよ! そんなんじ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】手に負えないヤンキー娘を預けてきた義姉
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本編

マスミ「ほら、他人の飯を食う

って言葉があるでしょ?

この子の将来のためにも、

経験を積ませてあげて欲しいの」

 

アスカ「それで、マアヤちゃんを

預かればいいんですか?

具体的には、どのくらい?」

 

義姉の顔を見ているうちに、

ちょっとだけなら、

手助けしてもいいかな。

そう思えたので、期間を聞いてみた。

すると、義姉は

 

義姉「当面よ」

 

何ともあいまいな返事をした。

具体的にって訊いたんだけどなぁ?

 

アスカ「当面と言いますと?

たとえば1ヶ月間とか、

夏休みの間とか」

 

義姉「当面と言ったら当面よ。

そんな、ぎちぎちに期間を

決めるのは良くないわ」

 

義姉はしれっと言ってのける。

マアヤちゃんを見ると、

何となくだけど、体が小刻みに

震えているようだった。

まぁ、あまり聞きたい話じゃ

ないよね、本人的には。

 

私はコウイチとも顔を見合わせた。

夫も困った表情だったけれど、

断るのは難しいと思っている。

私にはそう見えた。

義姉夫婦は、最初から

マアヤちゃんをうちに置くと

決定している印象だった。

そして本人は、聞くに堪えない話を、

えんえんを聞かされている。

 

こんな状態をいつまでも

続けるわけにはいかない、

もう一つ付け加えるのなら、

義姉夫婦は引き下がらないだろう。

私はそう思って夫に頷きかけた。