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【第4話】退院後の母が別人になっていた→その後知った最悪の真実に震えが止まらず…

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【第3話】退院後の母が別人になっていた→その後知った最悪の真実に震えが止まらず…
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1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】退院後の母が別人になっていた→その後知った最悪の真実に震えが止まらず…
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本編

時々戸を開けて外を覗いたり、

玄関先まで出て道路を

見渡したりした。

何度も祖父母の部屋に行き、

母はいつ帰ってくるのかと

繰り返し尋ねたが、

祖父母は「そのうち」「そのうち」

としか答えてくれず、

そのまま、祖母が作った夕食を食べ、

お風呂に入って、歯を磨いて、

寝る時間になっても、

母は帰って来なかったのだった…

 

祖母「ほらスカミちゃん!

いい加減もう寝なさい!」

 

スカミ「ヤダ!!おかあさんが

帰ってくるの待ってるんだもん!!

帰って来るまで寝ないもん!!」

 

祖母「お母さんは…

ご用が終わらなかったから、

今日はもう帰って来ないのよ」

 

スカミ「ヤダー!!

おかあさーーん!!

うわーーーん!!」

 

それまでずっと我慢してきた私は、

母が帰って来ないと聞かされて、

とうとう泣き出してしまった。

 

祖母「もう…困ったわねぇ…

スカミちゃんが良い子に

していないと、お母さん、

もう帰って来てくれないわよ!」

 

そう言われた私は、しゃくり

上げながらも、慌てて泣き止んだ。

 

祖母「良い子ね〜!そうやって

良い子にしてたら、お母さんはきっと

すぐに帰って来てくれるからね。

さぁ、もうお布団に入って寝なさい」

 

(私が良い子にしてないと、

お母さんは、帰って来てくれない…

良い子にしてたら、

すぐに帰って来てくれる…)

 

私は目に涙を溜めてしゃくり

上げながら、大人しく自分で

布団に横になり、

ひんやり冷たい布団の中で、

母の温もりを恋しく思い出した。

 

隣に寝転んで、

いつも絵本を読んでくれる母…

優しい声と、あのいい香り…

 

(おかあさん…私、良い子に

してるから、早く帰って来て!!!)

 

私はその夜、涙を流しながら、初めて

一人ぼっちで眠りについたのだった。