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【第8話】30連勤が終わり自宅で入浴…警察「お前が不法侵入者か!」俺「え…」→実は…

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本編

俺の精一杯の主張さえ、

ノブタカとアヤカの

がなり声にかき消され、

警官の耳に届いているようには

到底思えないのだった…

 

アヤカ「嘘つくんじゃないよ!!

この変態野郎!!」

 

ノブタカ「お前ら警察も、

もういいから!!さっさと

そいつを連れて帰ってくれよ!!」

 

警官の言うことには一切耳を貸さず、

自分の主張ばかりギャアギャアと

叫び続けるノブタカとアヤカ。

いい加減たまりかねたのか、

困り顔の年配の警官が、

手で2人を制しながら口を開いた。

 

警官「それでは…続きは交番で…」

 

(俺はこのまま警察に

連れて行かれてしまうのか…?)

 

俺はもうすっかり

『世にも奇妙な物語』の主人公気分

で、絶望で涙をこぼしそうに

なった時、思いもよらない救いの

女神様が、風呂場に入って

来たのだった……

 

大家さん「あの〜……」

 

スカオ「大家さん…!!!」

 

大家さん「えっ??スカオ君??

いったい何があったの?!?!」

 

目をまん丸に見開いて

驚いている大家さんの顔…

俺は自分が裸にタオルを被せられた

だけの姿だという事も忘れて、

大家さんに抱きつこうとしたが、

左右から警官に抱えられていた

おかげで、痴●行為をせずに

済んだのだった…

 

大家さん「これは…

どういう状況なんですか?」

 

警官「あの…失礼ですが、

あなたは…?この人と

お知り合いですか?」

 

大家さん「私はこの家の家主

ですけど…ご近所さんから

『何か騒ぎになっていて、

警察が来てる』と連絡をもらって…

この人は、今この家を借りて

下さってる、スカオ君ですけど…

スカオ君、どうしてこんな事に

なってるの?何があったの?」

 

心配そうに俺に話しかける

大家さんの登場で、その場の空気が

一瞬で変わったのを感じた。