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【第4話】女「触られた!慰謝料よこせ!」→あらぬ疑いをかけられたので徹底抗戦した結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 私は「よく見せて下さい」と画面を しげしげと覗き込み、指摘した。 スカオ「う〜ん…この写真には、 確かにあなたのスカートと私の手が 写っていますが、とても触っている ようには見えませ...
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本編
香水女は男性客を睨んだ後、
次はその隣、私の真正面に座っている
眼鏡をかけた女性客に尋ねた。
香水女「じゃあ隣のあなたは?
コイツの真正面に座ってたんだから、
見てたわよね?見てたでしょ?ね?
女同士助け合いましょうよ〜!」
眼鏡の女性「え…いや、
見てないです…」
香水女「チッ!なんなのよ!女同士
なのに協力してくれないなんて!!
女の敵は女って言うのは本当ねっ!」
眼鏡の女性は本当の事を言っただけ
なのに、理不尽に文句を言われて…
気の弱い人なのか、とんだとばっちり
に困った顔でションボリしていた。
スカオ「いやいや…私は
やっていませんので、目撃者が
いないのは当たり前ですよ?
それは、あなたが一番よく
分かっている事でしょう?」
香水女「あんたねぇ…涼しい顔
してられんのも今のうちよ!
私が訴えたら、逮捕されて
会社もクビになるのよ!!」
スカオ「いえ、私は無実ですから。
逮捕もされませんし、会社をクビに
なったりもしませんよ?」
香水女「あんた、ホントに何にも
知らないようだから教えてあげる。
こういう場合、裁判で
訴えたら、女が勝つって決まって
んの!そういう仕組みになってんの!
はぁ〜…もういいわ。私も今日は
色々あって疲れてるし…慰謝料を
払うって言うんなら、ここで
示談にしてあげても良いけど?」
スカオ「慰謝料?」
香水女「そう、慰謝料。
逮捕やクビが嫌なら、そうしなさい。
50万円払うなら、
許してあげてもいいわ」
もう金の話をしだすとは…
この香水女、開き直ったな…
スカオ「50万円?やってもない
のに、なぜ私が50万もの慰謝料を
払わなければならないんですか?」